吐く血

統合失調症の女が夢を追いながら色々考えるブログ

人間関係リセット癖

わたしには、人間関係リセット癖がある。
それは定期的に訪れる。例えば中学、例えば高校、例えば大学で知り合ったかつての友人達と連絡を一切絶つことがある。
携帯のアドレス帳からも、データを消してしまう。
となると、もう二度と連絡が取れなくなる。

人間関係は、一言で言うと億劫だ。
場所が移る度、環境が変わる度、わたしは人間関係をリセットしたくなる。
おかげさまで、わたしのアドレス帳には、比較的親しく遊ぶ人間と親族以外の連絡先は入っていない。
他の全ての連絡先が不要になったからだ。

物理的距離が離れると、心も離れていく。
わたしには、一人友達がいた。家が近くて、よくカラオケに行ったり、高校時代に帰り道を共にする仲だった。
その子はわたしの家庭環境を知り、わたしがどんな状態か理解を示してくれる子だった。
そんな彼女が、就職を機に、わたしのいる場所から離れていった。
その子のことは今でも好意的に思っている。しかし、心の距離が離れていっていることも確かだ。
わたしが死にたくなったらラインするね。わたしがそう言えば、おう、すぐに会いに行くからな、と返してきてくれる子だった。
こんなにもわたしに良くしてくれているのに、それでもわたしの心はその子から離れつつある。
一体いつからだろう。彼女に会いに行くのにお金を使うことが億劫になったのは。
金がかかるから会いたくないと思い始めたのは。
薄情な奴だ。自覚はしている。
しかし、どうしても、心をそこに繋ぎ止めておけない。
わたしはわたしなりに友情を大切にしている。統合失調症だと言っても引かずに接してくれている友人たちには感謝している。
それなのに、距離が離れれば、きっと友情も離れていくのだろうと予感している。
あんなに楽しく遊んだ仲なのに、わたしの気持ちは続かないのだ。

時々、どこか遠くへ、わたしのことを誰ひとりとして知らない人しかいない場所に行きたくなる。
これまで築いてきた全ての想い出を捨て、新天地で孤独に暮らしたいと思っている。
ばかげているだろうか。愚かだろうか。どうせ寂しくなって、ODをくり返すに違いないのに。それでもわたしは、真っ新なわたしに生まれ変わりたいと思う時があるのだ。
そんなこと、不可能なことはわかっている。
今更真っ新になんてなれない。
わたしは統合失調症だ。いつまでも、統合失調症だ。その事実は消えない。
被害妄想も、強い不安感も消せない。消えない。消えてくれない。
わたしはどこまで行ってもわたしでしかいられない。
天啓はその方法を教えてはくれない。

こんなにも薄情なわたしに、少ないけれど、友人がいるのが奇跡のように思える。
今、繋がっている絆を大切にしたい。けれど、捨て去りたい。
そんな葛藤の中で、わたしは今日も生きている。

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